カーリングに観るT-PDCAサイクルの回し方
ソチオリンピックでは
私の中で
カーリングがかなりの盛り上がりを見せた
カーリング女子チームにおいて
このオリンピックにおける目標(Target)の持ち方はおそらく
ひとつは『目の前の試合に勝つこと』
そしてその奥には『メダルを取ること』
この2つが挙げられるだろう
そしてゲームのプランを持つ
勝つためのプランはコーチと共に話し合われ
大きな流れとして実行される
同時に
一投ごとのプランがある
実況・解説の方が
AプランとBプランがあって
投げたあとに切り替えるという話をしていた
一投ごとにプランを持ち
投げたあとでも切り替えることができる
これはすごいなと感心したのだが
カーリングの世界では
1試合としてもPDCAを回し
1投ごとにもPDCAを回している
日本にとって劇的勝利を収めた中国戦において
印象的な出来事があった
この試合に関してはサードの船山選手の調子がいまいち上がらず
失投が続いた
そして(これは船山選手に限ったことではないが)
一投ごとに選手に近づき
チェックとアクション(アナライズ)
を必ず行っていた
失投を決して責めることはなく
PLANがどうだったのか
DOがどうだったのか
その振り返りをし
それを学びに変えて
次につなげる
この繰り返しをしていた
PDCAサイクルは
スパイラルアップのモデル
同じプランに戻るのではなく
次のサイクルはレベルアップして
回すごとに成長し段階を上げていく必要がある
これぞチームがレベルアップする
一つの重要なエッセンス
ビジネスの世界も
リーダーやマネジメントが十分に機能し
PDCAサイクルを着実に回すことこそ
人や組織の成長に繋がっていく
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