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チームが機能不全となる要素④ 『説明責任の回避』 ~チームコーチングで組織活性~

      2014/10/08

チームが機能不全となる要素の4つ目は
『説明責任の回避』だ

説明責任という言葉は、
馴染みのある人もいれば、そうでない人もいるだろう。

20141005_01

この本におけるレンシオーニの定義は以下の通り。

■説明責任
「メンバーが仲間に対してチームに悪影響を与えかねない行動や態度を咎めようとすることを意味する」

■機能不全の本質

(1)仲間の態度をとがめることによって対人関係が気づまりになることに耐えようとしないこと
(2)難しい会話は避けようとする人間の一般的な性質

■優れたチーム
本来の性質を克服し、他人との「危険領域に踏み込む」ことを選択する。

■優れたチームのメンバー
互いの責任を追及することによって、
(1)相手を尊敬していること
(2)相手の仕事ぶりに高い期待を寄せていること
を示し、それによって人間関係を向上させる。

第三の機能不全は「責任感の不足」であった。
第四の機能不全「説明責任の回避」と当然つながっている。

説明責任を十分に果たすためには、目標及び行動プランの具体化、明確化が必要不可欠である。
チームには当然役割がある。

車で例えるならば、
ハンドル
ブレーキ
アクセル
ギア
エンジン
など

それぞれが持っている特質を活かし、最高のパフォーマンスをする。

スポーツの世界でももちろん同じ。
野球で言えば、
守備はピッチャー、キャッチャー、その他ポジション。
打撃は1番バッターから9番バッターまで期待される役割が与えられる。

チームメンバーの全員について、誰がいつまでに何をするのか。
さまざまな選択肢の中から決定し、実行に移すことがそれぞれの責任だ。

PDCAサイクルで言えば、Pのプロセスを充実させること。

そして、第四の機能不全を克服するには、
第三の機能不全克服、プランの具体化、明確化を通じて、
十分なCとAを実施すること。

プランが明確であればあるほど、振り返りは実行しやすい。
逆にプランがあいまいだと、振り返りがあいまいになる。
やったのかやっていないのかがよく分からないからだ。

ここでの罠は、こういう部分を残しておきたいという心理だ。
あいまいにしておけば指摘されることがないし、責められることがない。
その分、評価が下がることもない。
他のメンバーに対する指摘も避けることができる。
したがって、お互いに人間関係の緊張を避けることができる。
だからこそ糸をたるませておくのだ。

人間関係を安泰に保つことができる代わりに、成果を伸ばさない。

「他の人へのフィードバックは成果を創らない」という、
過去に創った古い思い込みを、勇気を持って手放す必要がある。

優れたチームは、人間関係のためではなく、ビジョンや成果のために動く。
結果的に観ると、より深い人間関係を築くことになる。

なぜなら、勝利体験をしたチームは、仲間に対する信頼や尊敬の念を自然と増す。

だからこそ、明確な行動プランに基づいて、厳密な振り返りをしなければならない。
成果をつくる優れたチームに育てていくためには、
全員が「言ったことをやる」一貫したリーダーとして存在することを、
お互いにチャレンジしていかなければならない。
自分自身を律し、チャレンジし続けるとともに、
他のメンバーの存在や能力を信じ、厳しくチャレンジしていく。

責めるのではない。
事実を見せるだけだ。
そして結果に対してどうのこうのと口を出すわけではない。
結果はどうなるかわからないからだ。
そうではなく、結果または途中経過に対して、どのようなあり方で、どのような言動をしてきたのか。
プランに対してそこがどうであったのか。これを振り返る。

そのうえで、どのようにすればうまくいくのかアイデアを出し合い、
次のプランに確実に反映させていく。
勝つためのプランを積み上げるわけだ。

チームコーチングでは、たいていの場合、組織の重要な枠組みを築いていく。
しかし毎回必ずやることは、次回までのプランと、前回からの振り返りだ。

このプロセスでメンバー同志が高い基準で関わっていくことを促していく。
繰り返しによって、メンバーはどのレベルでチャレンジしていいのかを学んでいくわけだ。

 - 実践チームコーチング

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