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コーチの視点 ~アソシエーションとディソシエーション~

   

重要なコーチの視点

クライアントに興味を持ち、情報を集めるためには、
コーチはさまざまな視点を持っている必要がある。

そのための重要な視点。
アソシエーションとディソシエーション。

簡単に書くと・・・

associate=くっつく
dissociate=離れる

この2つなぜ重要か。

非常に単純。
くっつくから観えるものがある。
離れるから観えるものがある。

くっつくからこその観え方がある。
離れるからこその観え方がある。

優秀なコーチはこの2つの視点を、
自由自在にコントロールする。

アソシエーション association

20150213_チームコーチング_associate1_半谷photo credit: Tokyo Sky Tree under construction 2010-01-15 / 東京スカイツリー建設中(けんせつちゅう) via photopin (license)

近づかないと・・・、
このネットは見えないだろう。
柱の太さがどのくらいなのかわからないだろう。
柱と柱の間がだいたい何メートルなのかもわからないだろう。

これだけ近いと、どんな構造になっているのかもわかる。
ここだから見える視点。

でもここでは、全体像がまったく見えない。
これだけを観ると、いったいどのような建物なのかがわからない。

 

20150213_チームコーチング_associate2_半谷photo credit: DSC00244 via photopin (license)

ちょっと離れると全体像が見える。
でも上の方がどうなっているのかはわからない。
でも、この位置だからこそ、感じ取れるものがあり、見えるものがある。

ディソシエーション Dissociation

20150213_チームコーチング_Dissociate_半谷photo credit: S0015284 via photopin (license)

これがディソシエーション。
全体像が見える。
遠くから観るからこその美しさがある。
街の中にどのように佇んでいるのかがわかる。
周りの建物と比べて、圧倒的に高いことが判る。

コーチングにおけるアソシエーション

その人とぴったりくっついて一緒にいること。
まさに伴走者、二人三脚のイメージである。

どんなスピードで走っているのか。
どんな歩幅なのか。
息遣いはどうか。
どんな気持ちで走っているのか。

一緒に泣いて一緒に笑える位置。
ここはコーチが共感できる場所であり、クライアントが信頼を感じる場所。

だから大事。

一方で、ここにはまりすぎると大事なことを見失う。
木を見て森を見ず。
全体の中におけるクライアントやクライアントの行動がどのような意味を成すのか、
見失う可能性が高い。

感情移入しすぎて、築いたら一緒にぐしゃぐしゃになって泣いて、
コーチングにならずに終わったなんていう例はいくらでもある。

コーチングにおけるディソシエーション

クライアントを冷静に見られる位置であり、
クライアントを取り巻くさまざまな事柄が見える位置。

この視点は、あらゆるコーチングにおいて大事となる。
クライアントの周りでは何が起きているのか。
クライアントはこういっているが、周りの人から見るとどのように見えているのか。
このクライアントの考え方や行動は周りにどのような影響を与えているのか。

森全体や森の周りを観ることができる視点である。

しかし、ここに居すぎると、クライアントはコーチを遠い存在と認識するだろう。

コーチングはアソシエイトとディソシエイトのバランス

したがって、バランスをとっている必要がある。
しっかりアソシエイトしながらクライアントと共に走り、
クライアントを観て、聴いて、感じる。

同時に、全体の視点を持ち続けること。
クライアントが望んでいること。その先にある大きなビジョン。
望みを達成したときに周りに与える影響、創り出すもの。

コーチは大事なところに楔を打ち続ける必要がある。

(参考)全米オープンのマイケルチャン

マイケルチャン氏はかなり優秀なコーチだと思う。
さまざまなエピソードがあるが・・・、
全米オープンのマイケルチャン氏の錦織選手への関わりは非常に印象的だった。

準々決勝。
連日のフルセットで、両日ともに4時間を超えた。

その戦いに勝利した錦織は、その余韻に浸っていた。
マイケルチャン氏も共に喜んだ。

しかし共に喜ぶだけではなかった。

「私たちが目指すのは決勝だ」
一流のプレーヤーは一時の劇的な勝利に喜び続けることはしない。

錦織の本来の目標を見せ、錦織の意識を確実にシフトさせた。
これぞコーチのあるべき姿だと感じた。

一流はコーチを雇う

これはスポーツの世界だが、ビジネスコーチングにおいてもこれは同じことが言える。
優勝を目指す選手やチームは必ずコーチをつける。
ビジネスマンとして一流を目指すならば、コーチをつけた方がいい。
組織として一流を目指すならば、チームコーチが必要である。

自分は、あるいは自分たちは、常にアソシエイトしているのだ。
だからこそ、より高みを目指す個人や組織は、
アソシエイションとディソシエイションのバランスが取れる、
優秀なコーチを必要とする。

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