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まずはこれだけ!コーチングスキル ~質問編~

   

今度は質問編。
なかなか難しかった・・・。
質問もいろいろな切り口がある。
コーチングにおける質問をまずはたったの2つの切り口でご紹介します。
気軽に使ってもらえればうれしいです。

質問の切り口

質問。
20150215_チームコーチング_質問01_半谷photo credit: Question via photopin (license)

質問は2つの種類の掛け合わせで、とりあえず何とかなる!

その2種類の切り口とは・・・

  1. 質問のタイプ(選択型と疑問詞(6W3H)型)
  2. 時制(過去、未来)
    ※ちなみに時制については”現在”もあるけど、ここではおまけ程度に・・・。

選択型質問と疑問詞型(6W3H)質問

選択型質問

2つ以上の選択肢の中から、1つの応えを選択するような質問。
英語で言えば、Do you ~とかCan you ~とか、Will you~とか、Are you~など
Whichも場合によってはそうか・・・

20150128_チームコーチング_質問_yesno_半谷知也photo credit: Max Kiesler via photopin cc

例えば、
あなたはご飯を食べましたか? ⇒”はい”か”いいえ”
あなたは野球をしたいですか? ⇒”はい”か”いいえ”
あなたは牛肉、豚肉、鶏肉どれが好きですか? ⇒”牛肉”か”豚肉”か”鶏肉”
あなたはAさんとBさんとCさんだったら誰をパートナーにしますか?
あなたは電話をしましたか?(”はい”か”いいえ”)
あなたは9:00に出社しましたか?
そのチョコレートは100円ですか?
サポートは10人で足りますか?
大阪には新幹線で行きますか?
ランチは食堂で食べますか?

とまあ、こんな感じ。

疑問詞型質問(6W3H)

一方で、自由に回答できるのが疑問詞型質問。

いわゆる6W3H。

What・・・何を
Why・・・なぜ
When・・・いつ
Where・・・どこで
Who・・・誰が
Whom・・・誰に
How・・・どのように
How many・・・どのくらい
How much・・・いくらで

例えば、
あなたは何を食べましたか?
あなたはどのスポーツをしたいですか?
あなたは何の肉が好きですか?
あなたは誰をパートナーにしたいですか?
誰が電話をしましたか?
あなたはいつ出社しましたか?
そのチョコレートはいくらですか?
サポートは何人必要ですか?
大阪にはどうやっていきますか?
ランチはどこに行きましょうか?

過去(現在)質問・未来質問

いつのことを訊いているのかということをコーチが理解していることは極めて重要。
過去(現在)のことなのか、未来のことなのか。

過去は主に事実や思考の確認。
未来は主に目標や意志の確認。

時制を意識し整理できると、コーチングはかなりスッキリする。

20150128_チームコーチング_質問_時計_半谷知也photo credit: [Duncan] via photopin cc

組み合わせると4種類 → 質問例

選択型×過去

  • やったの?やらなかったの?
  • 言ったの?言わなかったの?
  • できたの?できなかったの?
  • いたの?いなかったの?
  • A案、B案、C案、どれをやったの?
  • このコーチングはうまくいっていますか?
  • 今日のコーチングのゴールに近づいていますか?
  • ここまで私はうまく関われていますか?
  • あなたが決めた行動プランはは、AとBとCですね?
  • 今日のコーチングで手にしたかったことは手に入っていますか?
  • すっきりしていますか?
    など・・・

海外の諮問委員会などのテレビの映像を見ていると、
『YESかNOで答えなさい』
という前提を置いて質問を投げるシーンがよく見られる。

事実を明確にしていく上で、有効であると共に、時間も少なく済む。
また、確認をしていく上でも重要な質問。

一方で、微妙なニュアンスが違っている可能性がある。

例えば、
「NOではないけど、完全にYESではないなぁ」
というようなことはよくある。

コーチの質問が微妙にずれていると、
そこから導き出される答えには誤解が生まれていく可能性がある。

ラポールが取れていればいいが、
選択型の質問が微妙にずれている中で答えなければならないと、
信頼関係が知らず知らずのうちに壊れている場合があるので要注意。

選択型×未来

  • やるの?やらないの?
  • 出した5つの選択肢の中から、どの組み合わせが最も有効ですか?

選択型×未来の質問ってあまり浮かばない…。
あまり使っていないということが判る。

疑問詞型×過去(現在)

過去の事実や体験を確認するときに使う。

What・・・何をしたのか。何があったのか。何を考えていたのか。何を言ったのか。・・・
When・・・いつやったのか?どのタイミングでやったか。
Where・・・どこでやったか。どこにあったか。どこに行ったのか。
Who・・・誰がやったのか。誰が言ったのか。
Whom・・・誰にやったの?誰に行ったのか。

  • 経営理念は何ですか?
  • ここまで大切にしてきたことは何ですか?
  • この結果を創るために、したこと/しなかったことは何ですか?
  • うまくいっていること/いないことは何ですか?
  • いつ言ったのですか?
  • 誰に連絡しましたか?
  • これまでの協力者は誰ですか?
  • このプロジェクトのキーパーソンは誰ですか?
  • 今は何を感じていますか?
  • 生み出した結果を評価すると、100点満点で何点と言えますか?
  • 今のやる気は何%ですか?
  • 手にしたかったことは何%手に入っていますか?
  • あなたにとって”成功”とは具体的に何のことですか?

疑問詞型×未来

  • この行動の目的は何ですか?
  • 創りたい成果は?
  • ビジョンは何ですか?
  • 目標は?
  • いつまでにやりますか?
  • 達成するために誰の協力が必要ですか?
  • 誰に対してアプローチする必要がありますか?
  • 目標達成するための選択肢は?
  • 目標を達成するために、どのような知識や方法が必要ですか?
  • どうしたいですか?
  • このコーチングで何を手にしたいですか?
  • 1年後にその目標を達成するために、1ヶ月後には何を達成しますか?

まとめ

大事なことはコーチ自身が、
『今、自分が何について質問しているのか』
『今、クライアントは何について話しているのか』

ということについて、”コーチ自身”が明確になっているということ。

クライアントはコーチの質問に対して話したいように話す。
人によっては、未来と過去を行ったり来たりする。
まったくもって、質問の答えになっていない場合もある。

それはクライアントの自由だから、無理やり制限する必要はない。
枝葉に行ったり、話がぶっ飛んだりする中に重要な情報がある場合がある。
(もちろん、使える時間によってコントロールする必要はあるが…)
大事なことは、コーチが頭の中でちゃんと整理できていること。

コーチングは、
「この質問を組み合わせていけばうまくいく」
「この流れが正解」
というものがない。

クライアントによっても違うし、
同じクライアントでも置かれている状況によって変わる。

だからこそ、コーチは知識を増やし経験を積むと同時に、
自分自身の直感を信じて、思いついた質問を投げてみることも有効だ。

コーチングの時間はクライアントと一緒に創っていくもの。
すべての責任をコーチが負うという類の意識は、
プレッシャーを強くしコーチを不自由にしてしまう。

もちろん、コーチとしてクライアントのために全力を尽くすということは、
常に意識しなければならない。

(ちなみにご参考)肯定質問と否定質問

参考までに、こんな切り口もあります。
質問分の内容が肯定的な表現になっているのか、否定的な表現になっているのか。

・何をすればいい?(肯定質問)
・してはいけないことは何?(否定質問)

質問は肯定的な形ですることが望ましい。
否定的に物事を決めると、否定的なことに無意識が行く。

「遅刻しちゃいけない」
「忘れてはいけない」
「暴力は振るわないように」「たばこは吸わないように」

ごくごく簡単に書くと、
脳みそは否定語を識別しないらしい。

例えば、「たばこは吸わないように」
と表現したときに脳の中で何が起きるかというと、
一度たばこをイメージする→それを打ち消す

一度イメージしたものを脳は応援する。
だから、「吸わないように」
って意識している以上に、強力な無意識が「たばこ」をイメージして応援する。
すると我慢できなくなり、結局吸ってしまう。

たばこを吸う代わりに「・・・」

たばこを吸っている時間、カネを使って代わりにできる自分にとって有意義なこと。
この決意を明確にすることが大事だ。

したがって、コーチが投げる質問もかなり大きな影響を持っている。
もちろん、否定形の質問が有効な時もある。
大事なことは、意識して使うこと。

ま、ここではご参考までに。

 - コーチング, チームコーチング, 実践チームコーチング

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