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コーチングの基本的な進め方 ~GROWモデル~

      2015/01/21

今日は超代表的なコーチングの進め方、GROWモデルをご紹介。

モデルの重要性

コーチングを進めるモデルはたくさんある。
モデルとは、言わば“型”のようなもの。
コーチの中には、「モデルなんてどうでもいい」なんて言う人もいる。
これは、モデルにしたがって散々コーチングをした人が言うセリフ。
モデルは非常に重要だ。

モデルは、コーチが、
どのような流れで行えばいいのかを教えてくれる。
今クライアントや部下が何を話しているのかを教えてくれる。
モデルにしたがって、クライアントの状況を実にコンパクトに整理してくれる。

料理も手順があったほうがいい。
材料がすべてそろっている。
じゃあ、すべてを放り込めばうまい料理ができるか・・・。
決してそういうわけではないのである。

味噌汁は、だしをとって具を入れて最後に味噌。
ショートケーキは、スポンジとホイップクリームは別につくる。

GROWモデルとは

次の単語の頭文字を取って”GROW”としている。

G:Goal
R:Reality
O:Options
W:Will

Goalとは

ここで言うゴールとは、具体的な目標のことだ。
何をいつまでにどのくらいやるのか。
ゴールしたイメージが具体的に示されている必要がある。
達成の基準でもある。

マラソンであれば、
「42.195キロをいつのどの大会で、何時間で走る」
例えばこれが目標。

20150114_マラソン_コーチング_チームコーチング_半谷
photo credit: infomatique via photopin cc

「2015年のペナントレースは必ずリーグ優勝する」
「今年のアジアカップは必ず優勝する」

スポーツばかりになってしまった…。

今期の売り上げは…。
利益は…。
新規顧客獲得数は…。

やり遂げたかどうかを測る基準が、GROWモデルにおけるゴールだ。

部下を育成する。
モチベーションのアップ。
職場の雰囲気を良くする。

こういうのは悪くないが、目標としてはアウト。
何をもって「育成」されたと言えるのか。
何をもってモチベーションが上がったと判断するのか。
雰囲気が良くなったって何を基準に言うのか。

これらが示されなければならない。

「なんとなくよくなったよね」
ではダメなのだ。

Realityとは

現状のこと。
今どのようになっているのか。
どんな状態なのか。

マラソンで言えば…、
今のタイムは?
どのような練習をしているのか。

なのだが、

このようなことも含め、あらゆる目標に向けての・・・、

  • 現在地はどこなのか。
  • うまくいっていることは何か。
  • 課題や障害は何か。
  • 強みや長所は何か。
  • 克服すべき弱みは何か。
  • あるものは何か。
  • ないものは何か。
  • 協力者は誰か。
  • 活かせる環境はどのようなものがあるか。
  • 使える技術や道具は。
  • 持っている能力やスキルは。・・・

などなど。

Optionsとは

現状を踏まえて生み出すことのできる、あらゆる選択肢のこと。
ここでは可能か不可能かは置いておいて、とりあえず思いつくものをたくさん挙げる。

マラソンであれば・・・
トレーニングのメニューを作り直す。
憧れの小出監督や高橋Qちゃんに会いに行く。
食事に関する工夫を凝らす。

など、現状から目標に向けて、やれば前進するであろうことを、
限られた時間の中で可能な限り、とにかくたくさん挙げてみる。

内容は、具体的かつ肯定的なものでなければならない。

※ちなみに、ここに”Resource”を用いるGROWの考え方もある。
“資源”ということだ。
私の場合は、Realityに含めている。
ややこしいし、あらゆるResourceは現状に含まれると考えているからだ。

Willとは

意志であり決意である。

目標に向けて挙げた選択肢の中から、実際にやることを決定する。
重要な基準に沿って、優先順位を付けたうえで、適切に決める。

あれもこれもというのは決意にならない。
オーバーフローしては元も子もない。
決めたことはやり遂げなければ意味がないのだ。

目標達成を確実に手繰り寄せるための第一歩。
決めるときは大胆かつ慎重に。

確実にできる範囲だけの決意も面白くない。
成長がないからだ。

だから、ちょっと背伸び、あるいはジャンプして届くようなものがいい。

ゴールと現状が明確になればコーチングは9割終わり

ゴールと現状。
これを明確にできない人はあまりにも多い。
走っているとわからなくなるものなのだ。
普段車で走っていたり、電車に乗っていたりしながら眺める風景も、
歩いてみるとさまざまな発見があったり、思わぬ道やお店と出会ったりするのと同じ感覚だろうか。

あるいは、自分で考えているとぐるぐる回ってしまう思考も、
人に質問されたり、人に話したりしていると、ぐるぐるから抜け出せることがある。

カーナビも、ゴールと現状を指示し続ける。だからゴールにたどり着く。

たいていの人は、この2つがあいまいだ。
あいまいなゴールとあいまいな現状。どうやってたどり着くのか。

ゴルフに例えてみても面白い。
ゴルフはティーグラウンドとカップ(旗)があるからゲームになる。

20150114_ゴルフ_コーチング_チームコーチング_半谷
photo credit: danperry.com via photopin cc

カップはあの辺。ボールがある位置はだいたいあの辺。
・・・
いったい一ラウンド回るのにどれだけ時間が掛かるのだろうか。

最短で目標達成するための最も重要なコツ。
それが、ゴールと現状の明確化。

なんだそんなことか。
そう、そんなことがなかなかできないのです。

以上がGROWモデルのご説明。
このモデルをちゃんと使いこなすことができれば、
7~8割のテーマは見事にコーチングすることができるはず。

れっつとらい!

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 - コーチング, チームコーチング

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