チームを高める個の力 ~チームコーチングで本物のチームを~
昨日テレビを見ていたら、加藤浩次が日本サッカー協会の原さんと話をしていた。
アギーレ監督を日本に呼んだお方。
日本を強くしていくためには、個人の力を高めなければならないと言っていた。
本田圭佑も同じようなことを言っている。
U-16日本代表がAFCで韓国代表に負けた。
韓国のメッシと言われている、イ・スンウに2点を決められた。
『韓国のメッシ』とはどんなもんだろうかと思っていたが、
その名にたがわぬ素晴らしい才能だと感じた。
日本の集団の力は素晴らしい。
助け合い、方向性を合わせ、相乗効果を生み出す。
そして日本の教育は、右に倣えを良しとする慣習がいまだにあるように思える。
出る杭は打たれる。
打たれるのが判れば、人はよほどの覚悟がなければ出るのを止める。
出た杭として打たれ続けてきた大人は、無意識に出る杭を打つ。
経験を積んで成功を収めれば収めるほど、自分とは違うやり方も打つ。
こうしてどんどん素晴らしい個性の芽が摘まれていく。
組織は、集団の力を増していくと同時に、個の力を認め高めなければならない。
並の選手の相乗効果と、優れた選手の相乗効果は、
当然ながら優れた選手の相乗効果に分がある。
組織にいる個は、どのような個性を持ち、何を得意とし、何で力を発揮したいのか。
遠慮なく高めていくような相互支援が必要である。
あちらを立てればこちらが立たない世界ではない。
あちらも立ててこちらも立てる。
この両輪を、組織が回していった時に、その組織が潜在的に持つポテンシャルが存分に発揮されることになる。
しかし難しいのは、本人も何が得意なのかに気づいていなかったり、
何をしたいのかわからなかったりするものだ。
だからコーチングが役に立つ。
コーチングによる人材育成は時間が掛かるという印象があるかもしれない。
しかし、一歩目を踏み出す時間が早ければ早いほど、望む状態は早くに手に入る。
早く動かすトレーニング&ティーチングと、じっくりと育てるコーチング。
この2つのバランスをとって育成をしていくと、しっかり絡み合った強い個と組織が生まれていく。
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