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携帯電話への前提の相違が生み出す人間関係の歪

   

携帯電話ひとり一台時代

私が携帯電話を初めて手にしたのは、今から20年前のこと。
小学校や中学校の頃は、
家の固定電話を独り占めしたり、
公衆電話までテレホンカードを握りしめて、
夜の道を歩いたりしたことが、懐かしく思える。

しかし今の時代は、
携帯電話なんてひとり一台。

周りを見渡すと、
小学校1年生も、携帯電話を持たされていることもある。

いつでも自在に連絡の取れる、
便利な世の中であると同時に、
捉えようによっては、
実に不自由な時代になったなぁとも思う。

携帯電話に支配される人々

私の研修や講座では、
携帯電話は基本的にはサイレントモード。
通話は休憩時間に部屋の外で。

このようにお願いする。

企業によっても、
携帯電話に対する意識はさまざまだ。

事務局の方が、
事前に携帯電話に関するアナウンスをして、
部屋の中には持ち込ませないようにするところもあれば、

かかってきた電話に自動的に反応して、
講義の途中でも平気で、しかも何度も、
部屋の外に出ていく人もいる。

携帯による中断のデメリット

言わなくてもわかるとは思うが、
講義の内容に関係のないことに意識を向ければ、
意識の中断が起き、講義を理解することの能率は明らかに落ちる。

同時に、
誰かが掛かってきた電話に反応をすれば、
多かれ少なかれ、
周りの人も、意識をそちらに持っていかれる。

音やバイブに気づけばなおさらであるが、
そうでなくとも、意識的な中断は起きる。

その場に参加するすべての人にとって、
「学習を最大化」できるように、
最適な環境をつくるためには、
携帯電話に向ける意識は合わせておいたほうがいい。

「電話には出なければいけない」vs「優先すべきことがある」

携帯電話に対する観念の違い

電話に対する観念、つまり思い込みや決めつけは、
人によって異なる。

Aさん「夜中の12:00にかけてきて、信じられない」

Bさん「夜中の12:00に電話が鳴ったって怒るんだよ。信じられない」

Aさんは、
「かかってきた電話には出なければならない」
という思い込みが強く、

つまりは、
「電話は、掛ける人がコントロールするもの」
と思っている。

Bさんは、
「電話は、出られるときもあれば出られないときもある」
という思い込みが強く、

つまりは、
「電話は受ける人がコントロールできるもの」
と思っている。

どちらが正しいのかは、
判断することはできないが、
少なくとも私は、
後者の考え方で生きている人間だ。

仕事柄、
携帯電話に出られないことなんて山ほどある。

私が何かの講義中に、
「はい、もしもし」
などと出ようものなら大変である。

もちろん、
これは私の利害関係者が、
「そういう状況である」
ということを理解してくれているということもある。

独立して3年が経つが、
携帯電話を取らなかったことによって、
致命的に困ったことが起きたということは、
未だ体験がない。

携帯電話とよきお付き合いを

電話に出る出ないによって、
人がストレスを抱えたり、不安を感じたりする世の中である。
LINEの「既読スルー」なんていう言葉にも象徴される。

携帯電話は、便利な道具であると同時に、
油断をすると、
携帯電話に支配される自体になりかねない。

その電話、
本当に敏感に反応しなければならないものなのだろうか?

それよりも、
目の前のその人との会話を大事にするときではないか。

それよりも、
電車の中のマナーを大事にするときではないか。

携帯に出る行為自体、
あまりにも自動的になっている人が多い。

鳴ると出る。
まるでパブロフの犬のように、
携帯に出るその行為に、
ちょっと待ったを掛けてみてはどうだろうか。

コントロールされるのではなく、
自分自身でコントロールできるお付き合いを。

 - チームコーチング

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