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教育現場にチームコーチングを〜常葉大学での取り組み〜②

   

前回ブログからの続き

チームコーチング

前半で1コマ(90分)を使ってしまったので、
残された時間は90分。

1年生はあと1年学んでから出ていくことになるが、
2年生と現職教員のみなさんは、
今年の4月から現場に飛び出していく。

チームコーチングの体験をすること、
というのが参加者の意識であったが、
実際のところチームコーチングにおいて「お試し」というのはありえない。

やるからには、
現場で使えるような何かを、
必ず創り出して終えていく。

今回は、
4月から現場で活躍していくために、
あるいはあと1年、より高い動機づけをもって、勉強に励むために、
その心の柱となるものをつくることを意識した。

「君の志はなんですか?」

実は、
開始前に控室(教授室)にて、
壁に貼られていた1枚のプリントが目に入った。

教授の息子さん(中学生)のクラスで配られている、
1枚の学級だよりであった。

そこには、
橋本左内が15歳のときに記したとされる、
5つの心構えがまとめられていた。

その3つ目。
「高い志を持つこと」

この学級だよりの話をしながら、
彼らの志に触れていくことは、
非常にいい流れだと感じた。

ちなみに私は、
大河ドラマ「花燃ゆ」において、
吉田松陰役の伊勢谷友介が、
何べんも何べんも、塾生に語りかけていたくだりが大好き。

「少年よ大志を抱け」

あまりにも有名な、クラーク博士の言葉。

人が志を持って生きることは、
多くの人が示してきた道であり、
現代人が自分の仕事に意味を持って、
より強いパフォーマンスを発揮していくためには欠かすことができないと、
私は思っている。

「みなさんもこんな風に学級だよりを書いて配ることが近い未来にやってきますね」

そして、そこで伝えていることは、
生徒にやらせるだけでなく、
当然ながら先生が示していく必要がある。

学級だよりに書いてあることを、
先生が実行していなければ、
生徒はついてくるわけがない。

「私たちの志はなんですか?」

これが今回のメインテーマ。

このメンバーが「チーム」なんだとしたら、
私たちは何をする人たちなんだろうか?

共通してやっていくこと、
社会における責任。
果たすべきこと。

これらは何なんだろうか?

まずは個々の志を明らかにしてもらった上で、
チームとしての志を議論してもらった。

チームはそれぞれのカテゴリの
5名〜7名。

「本気で議論すること」
「妥協しないこと」
「葛藤を乗り越えること」

今までさんざん議論はしてきたが、
まったく違う次元の話し合いとなったようだ。

議論の時間は40分。
決して長くはない。

しかし、それぞれの思いが交錯していく。
まとまらない…。

まとまっていたと思っていたのに。

「今まで以下に表面的な議論をしてきたかがよくわかった」
とこんな声も出たくらい。

成果発表

議論の結果を発表してもらった。

かなりいい感じにまとまったチームもあれば、
空中分解状態で終わってしまったチームもある。

結果は重要だが、
同じくらいそのプロセスが重要だ。

何を話したのか。
どのように話したのか。
その中で何に気づいたのか。

このプロセスが、
「チーム力」
という実態のないものをパワーアップしていく。

志は成長していく

志というのは、
日に日に変わるものでもないが、
人やさまざまな出来事との出会いの中で、
より大きく変化していくものだ。

「志を明らかにすること」

この意識が生まれたということは、
それを無意識の中で探求しながら生活するということ。

彼らが現場に入っていった時に、
自分たちの志を大きくしていくと同時に、
その現場において共に働く仲間たちと、
志を共有して、より高いレベルで、
学級・学校運営していくことが可能となる。

今回彼らの中から少し出た芽が、
次に会った時にどのように成長していることか。

とても楽しみなことだ。

 - チームコーチング

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