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チームコーチングで組織力を強化するLBJ

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優れた監督は本物のコーチングを使う

   

プロフェッショナル 〜サンフレッチェ監督 森保一〜

先日のプロフェッショナルの主役は、森保一さん。

サンフレッチェ広島の監督であり、
Jリーグにおいて4年間で3回、
チームをリーグ優勝に導いた名将だ。。

テレビ番組なので、もちろん多少の脚色はあるかもしれないが、
見終わっての感想は、

「素晴らしいリーダー」

監督のスタンス・あり方

スポーツに限らず、ビジネスでも同様であるが、
選手は監督を観ている。
部下は上司を観ている。

多かれ少なかれ、顔色を伺うという要素もあれば、
見本として参考にする部分もある。

否応なく監督という存在は、
背中だけでなく、表の顔もしっかりと見られている。

森保監督は、
いっぱい笑っていた。

負けて苦しいときも、気にしない。

実際に気にしないかどうかはわからない、
というよりも推測するに、気にしない訳はないと思うが、
それを表に出さない。

何よりも、
次の試合に集中する。

次に向けてできること。
ここにおもいっきり焦点を当てている。

監督の雰囲気に、選手は左右される。
当然ながら、監督は見られているので、
そこに存在するだけで大きな影響を与える。

ニコニコしながらそこにいるのか。
眉間にしわを寄せてそこにいるのか。

受ける影響は大きく違う。

監督がどのようにそこに存在するのかは、非常に重要な要素だ。

先導する

ロッカールームなどでは、時に激しくチームを鼓舞する。

そして非常に印象的だったのは、
監督自らゴールを運ぶ姿。

監督が環境を自発的積極的につくる姿を見たら、
他の人はやらないわけにはいかない。

チームの一員としてどうあるべきか。
それを先頭に立って見せている姿が素晴らしかった。

選手とのコミュニケーション

とにかくたくさん話しかける。
事あるごとに選手の名前を呼び、気さくにコミュニケーションをとる。

監督に話しかけてもらえている。
関心を向けられている。

そのことを嬉しいと表現するかは人によるが、
ほとんどの人は、関心を向けられていることに喜びを感じる。

森保監督と選手の間には、
壁や垣根がほどんどまったくと言っていいほど、内容に感じた。

関わりはほとんどコーチング

選手に対して、安易に指示したりアドバイスを送ったりしない。

基本的には質問から入る。

Jリーグの選手ともなれば、
基本的には自分でどうすればいいかを知っている。

だから訊くのだ。

「どう?」
「どんな感じ?」

本人のフィーリングを確認する。

コーチングは自発性を促す。
自分で必要な答えを導き出すことができれば、
わざわざ周りから言う必要はない。

経験や技術がある人であればあるほど、
人のアドバイスや命令には抵抗・反発をするものだ。

森保監督は、選手を信頼し、自分で答えを探せると信じている。

優れた監督は本物のコーチングを使う

コーチングと言いながら、
コーチングでないケースはたくさんある。

「コーチング」という言葉がそもそも、
どういう解釈をされているかという話もあると感じるが。

コーチングはただの指示命令ではなく、教えるという行為でもない。
本来のコーチングは、
選手が自分のパフォーマンスを最大限発揮できるように“サポート”をする存在であり、

聴くこと(傾聴)、
訊くこと(質問)

を大事にする。

真のコーチングを監督や上司が使うことは
強いチームをつくる一つの重要な要素であると、
改めて感じることができたプロフェッショナルでした。

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