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オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン 〜コーチングを簡単に実践する〜

   

コーチングのスキル

コーチングの「スキル」と呼ばれているものはいろいろとある。
提供している会社によって、そのくくり方は様々だが、
例えばこんなものがある。

傾聴
質問
ペーシング
リーディング
承認
フィードバック
確認
挑戦
観察
直感

※解釈によっては重複もありますけどね…。

コーチングにおいて超重要な『質問』のスキル

スキルは全部大事なのだが、その中でも質問はコーチングの肝です。
そして、質問の種類はいくつかあって、
その切り口を組み合わせながら、
コーチはクライアントに質問を投げかけています。

今日は質問のスキルの一部。

「オープンクエスチョンとクローズとクエスチョン」

オープンクエスチョンとは

何をしますか?
どのようにやりますか?
何のためにやりますか?
いつまでにやりますか?
誰とやりますか?

と、例えばこんな質問。

クローズドクエスチョンとは

やる気はあるの?
一流のビジネスマンになりたいんでしょ?
今年中にできますか?
不安はありますか?
悩みはありますか?
大丈夫ですか?
わかってる?

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの違い

オープンクエスチョン クローズドクエスチョン
答え  自由に考える 選択肢から選ぶ
答えの方向性 クライアントが主導権 コーチが主導権
答え易さ 答えにくい 答えやすい
答えの自由度 自由度は高い 自由度は低い
英語で言うと What,Why,Who,Where,

When,How,Howmany,

Howmuch

Are you 〜

Do you〜

Can you〜

 

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分け

世間一般的には、
人はクローズドクエスチョンが好き。

無意識でいると、クローズドクエスチョンを人々は普通に使い、
オープンクエスチョンを流暢に使うということはあまりないように見受けられる。

これは、質問する側がなんらかの答えを持っていて、
その答えに誘導したいという気持ちが、無意識に働くというのが、
その大きな要因のひとつであろう。

この2つは、コーチングの場面に応じて使い分けていく必要があるのだが、
あまりにもオープンクエスチョンが使えないので、
バランスを取るためにも、
オープンクエスチョンを意識して使っていくことをおすすめしたい。

オープンクエスチョンにも幅がある

「最近どう?」
「最近仕事どう?」
「最近の業績はどう?」
「最近A社との取引はどう?」
「最近A社に提供している製品の反応はどう?」

というように、使っている疑問視はすべて「最近〜どう(=How)?」なのだが、
オープンクエスチョンでもこれだけ幅があるということがわかると思う。

オープンクエスチョンでも実は答えに制限をかけられる。
自由に答えているようで、実は質問者の意図が反映されていく。

下に行けば行くほど、答えの範囲が狭くなっていく。
当然、自由度、
つまり相手が話したいことを話したいように話せるということは減っていく。

逆に、難易度
つまり、相手が答えを導き出すことは容易になりそのための時間は一般的には短くなる。
何について話せばいいのかが、質問によってより明確になっていくからだ。

「最近どう?」って訊けば、答えは仕事のことに限られない。
本人がそう訊かれて、応えたいことを自由に探して答えることができる。

一方、
「最近A社に提供している製品の反応はどう?」
というと、話す内容・事柄は明確だ。

「上々だ」とか「先方では使いやすいと評判のようだ」
などとなる。

ちなみに、どれが正しいということではない。
すべての幅をコーチは使えるし、使いこなす必要がある。

結局スキルは組み合わせ

だからこそ、質問者がどのような質問を投げるのかが、
コーチングの方向性を決め、
クライアントが本当に望む成果を手にしたり、
望む言動をしていくことにつなげるために、
非常に重要なことと言える。

優れたコーチは質問力を磨く。
そして、言うまでもないことだが、この質問力は、
他のスキルとの組み合わせにおいて、機能することになる。

質問をつくるスキルばかり上手でも、
相手の話をちゃんと聴く、つまり傾聴ができなければ、
そもそもどのような質問を投げればいいのかわからない。

自分の投げた質問がどう受け取られたのかということを、
できるだけ正確に観察することができなければ、
自分の質問の効果性もわからないし、
そのことによって信頼が生まれているのかもわからない。

質問力は大事だが、ひとつのパーツだけを鍛えても、コーチングはうまくならない。
人の体と同じように、コーチはバランスよくスキルを磨いていく必要がある。
20160712_オープンクエスチョン_チームコーチング2016_LBJ半谷photo credit: Question via photopin (license)

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