変革に必ずやってくる”トランジション”
トランジションとは
transition
1.移り変わり、推移、変遷、移行
2.転調、移行部
変革のための移行期。あるいは過渡期。
イノベーションに不可欠なトランジション
人も組織も、
何らかの変容を遂げたり、
より大きな成果を手にするために変革を起こしたり、
その際にトランジションは必ずやってくる。
竹に例えれば、節目。
私の師は、よく空中ブランコに例える。
前のブランコを手放さなければ次のブランコはつかめない。
ブランコからブランコに移るときは、
何もつかまない状態が生まれる。
つまり空中で何もつかまないということ。
そして、次のブランコを掴める保証はどこにもないということ。
変革のためには、この時期をうまく、
そしてできるだけ早く乗り越えなければならない。
photo credit: Where’s the return bar? via photopin (license)
パソコンをwindowsからmacへ
私は最近、
慣れ親しんだwindowsから、
macに乗り換えた。
これは大きなトランジションでして…、
まあ、わからないことだらけ…。
同じwindowsでも、パソコンを新しくするのは大変な作業。
さまざまな初期設定、
ソフトを改めて入れる、
インターフェースも違う、機能はグレードアップしている、
こういったことに対応していかなければならない。
だからストレスが掛かる。
今回はmacに転身。
これがまた大変。
キーボードの操作から違う。
さまざまな構成も違う。
ファイルのフォーマットも違うので、
windowsで使っていたディスクには、
そのまま書き込むこともできない。
設定やらなんやらで、結局2日がかり。
初日は危うく徹夜しそうな勢い。
「あーもうやめときゃよかった…」
「なんでうまくいかないんだ…」
「もうわけわからん…」
こんな感じ。
そういえば、ガラケーからスマホに変えた時も、
ものすごいストレスが掛かったことを思い出した。
3日間くらい、「スマホになんかするんじゃなかった」
と思っていたし、言っていたけど、
今ではスマホなしの生活は考えづらい。
トランジションで起こること
慣れ親しんだものから、
新たなものに変えるということ。
たいていはこんなことが生まれる。
抵抗
反発
恐れ
不安
混乱過去の正当化
対立
逆流
批判
葛藤
痛み
トランジションにおいては、
必ず起こることだ。
しかし、
新たな可能性や、
より大きな成果や、
成長を手に入れるためには、
トランジションは必ずやってくる。
これは個人レベルでも起こるし、
組織レベルでも起こる。
トランジションを素早く乗り越える
というわけで、
何回も言いますが、
トランジションは人生において必ずやってくる。
だから、
その時期にあまり留まることなく、
できるだけ早く抜け出すことが大事になるわけだ。
しかし抵抗は必ず起きる。
その抵抗を極力少なくするために、
必要なことがある。
関連記事
続きはこちらを↓
『イノベーションに必要なトランジションへの備え3つのポイント』
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