チームコーチングLBJ

チームコーチングで組織力を強化するLBJ

*

『出る杭は・・・』 ~チームコーチングに不可欠なリーダーシップ~

   

「出る杭は打たれる」

これは通説であり、
日本において生活する上では非常になじみ深いモノだろう。
古くから日本においては、
「均質」であることが求められてきた。

これはアウトプットとしてもそうだし、
それを創り出す人もそうだ。

昨今、『多様化』というものが世の中をにぎわせているが、
その中でも私たちは「均質をよしとする文化」から抜け出せない。

長いこと「出る杭は打たれる」文化で仕事をしてきた人にとっては、
「出ること」そのものが理解できないし、
「出ること」は悪であるし、
とりわけ・・・、
「出た杭」に対応できない。

出る杭を理解する3つのステップ

出る杭は、
何から出ているかというと、
多くの場合は、それを観ている『自分』の価値観や考え方から出ている。
あるいは、一般的な常識、世の中の常識、組織における常識、
こういったものから飛び出ているように見える。

そして多くの人は、条件反射的に、
それが『良い』とか『悪い』とかを決めつける。

ステップ1:自分の反応に気づく

まずはこの「自分の」条件反射に気づくこと。
これはほとんどの人が無意識にやっている。

同時に、自分の価値観、信念に気づくステップと言ってもいい。
自分が何を大事にしているのか。
なぜ反応しているのか。

ステップ2:言動事実の認知

条件反射的に、何らかの言動に反応している場合は、
多くのことが課題解釈になっている可能性が高い。

事実は何なのか。
何を言っているのか、どんな行動をしているのか。
こちらの解釈や判断や評価はひとまず先延ばしして、
事実のみを認知すること。

ステップ3:意図の理解

その言動は、
何のためにやっているのか。
その言動が何に繋がっていくのか。

これを推測ではなく、相手に確認する必要がある。
ちゃんと相手の意図を拾ってあげると、
案外自分の意図と共通している場合が少なくない。

こうして、意図に対する相互理解が生まれる。

意図が理解できると、
理解できなかった言動が理解できたり、
その言動をよりいい形にするための協力ができたり、
その後の行動や関係性にプラスの変化をもたらしてくれる。

「出る杭はもっと出す」

出ている杭は、どうやったらもっと出してあげることができるだろうか。
出た状態でどのように活躍させてあげることができるだろうか。
この出た杭はどんな場面で役に立つだろうか。

自分の常識はもはやすでに狭い世界。
それを認めた上で、目の前の出ている杭を、
どのように役に立てることができるか。

これは育成のひとつの楽しみであり、
またより大きな成果を創り出していくコツでもあり、
時代の流れに対応していくために必要なことでもある。

出る杭を受容して、目的と方向性を与えよう。
きっと楽しくて素晴らしい組織になるはず。

20150907_チームコーチング_出る杭は_多様性_リーダーシップ_半谷知也

出る杭を活かす状況のリフレーミング

photo credit: Stakes in the water via photopin (license)

 - チームコーチング

  関連記事

コーチがラポール(信頼関係)づくりのためにできること

コーチのあり方 この人にコーチングしてもらいたいという人である必要がある。 服装 …

強いチームのメンバーはビジョンを観る

チームの方向性 以前もブログでお伝えしたとおり、 組織というのは、人を集めただけ …

会議の枠組み設定 〜ファシリテーションの技術〜

会議の枠組みづくりの重要性 会議には場作りが欠かせない。 どういう条件や前提で会 …

no image
信頼は実績からしか生まれない

組織の結束を固めチーム力を上げる部下と上司の信頼関係を深める 信頼は実績を基に積 …

心で聴くこと 耳で聞くこと ~コーチングでメモを取ると…~

「メモは取らないんですか?」 コーチングを教えているときに、よく出る質問だ。 私 …

no image
受け取った人の反応がコミュニケーションの結果である

コミュニケーションはさまざまな要素からなっている 言葉表情や態度声など 全てが影 …

no image
利他の精神 ~チームへのコーチングの挑戦~

『利他』 私の解釈は自分を使っていかに人の役に立つか ということだと思っている …

新入社員研修から半年が経ちました

新入社員研修から半年が経ちまして… 新入社員研修を、何社か担当させてもらっていま …

no image
INVICTUS(インビクタス)  ~チームへのコーチングの挑戦~

念願の… INVICTUS 名画だと 前の会社の社長が教えてくれて …

no image
『私はこう思う』を育てよう ~チームへのコーチングの挑戦~

今日の日経新聞 一面の春秋にインドと日本の試験に関する文化の違いを伝える記事が掲 …