仕事の勉強会 『目標達成するチームづくり』 @松本内藤城
第6回仕事の勉強会
本日は、毎月一度の仕事の勉強会。
23人で、
『目標達成をするチームづくり』
というテーマで学びました。
チームの定義
※ピーターホーキンス著、田近秀敏監訳『チームコーチング』(英治出版)より
チームとは、
共通の目的、達成目標、アプローチに合意しその達成を誓い、
他がいい責任を分担する補完的なスキルを持つ少人数の人たちを言う。
一般的なアプローチで必要なのは、
士気と一致団結状態を高め合うような効率のよい会議とコミュニケーション、
チームにとっての主な利害関係者すべてに対する効果的な関与、
そして個人およびチームが常に学習と発展を続けられるような手法である。
この定義の中にある10の側面
- 少人数
- 補完的なスキル
- コミットする人々
- 共通の目的
- 一連のパフォーマンスゴール
- 共有されたアプローチ
- メンバーの相互責任感
- 士気と一意団結を高めるような効率のよい会議とコミュニケーション
- 主な利害関係者に対する効果的な関与
- 継続的な学習と発展
詳細に興味ある方は、
こちらの53ページをどうぞ。
目標達成するチームづくりに必要なこと
上記の10項目を満たすことがもちろん大事だし、
全てを満たせばかなりいいチームに仕上がる。
しかし、今日はそもそものお話。
『目標達成するチームづくり』に必要なことは、
達成する目標が明確かどうか。
今日の参加者のみなさんにこんな風に聴いた。
『組織の目標は何ですか?』
すると、
書けない人があまりにも多い。
書けたとしても、
曖昧な人がかなり多い。
『目標』と、
『方針』や『心構え』は違う。
目標設定の物差し『SMARTモデル』
SMARTは、
目標設定のための物差し。
S:Specific『具体的であること』
抽象的ではいけないということ。何を成すのかが判る。
M:Measurable『測定可能であること』
期限に到達したときに、振り返って到達したかしていないのかがわかるということ。
A:Attainable『到達可能であること』
無謀でないということ。頑張れば届くもの。
R:Relative『関連があること』
より大きな組織目標やビジョンとの関連性があること。
T:Time bound『期限があること』
いつまでにやるのかが明確であること。
これらの条件を満たしていると、
良い目標であると言える。
目標の共有と所有
目標達成するチームづくりには、
いろいろな要素があるのだが、
そのうちの一つは、
『組織の目標が何であるのかを知っていて、
自分のものとして所有(責任)しているということ』
あったり前なのですが・・・、
これがなければ目標達成はしない。
あなたの組織では、
どれくらいのメンバーが、
どのように目標を認識し、
どれくらいのメンバーが、
「自分の目標だ」と取り組んでいるでしょうか?
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