強みを活かすチームづくり
言わずと知れたドラッカー様。
毎月届く日経トップリーダーの中で、
楽しみにしている記事がある。
『ドラッカーに学ぶ経営』
というコーナー。
ドラッカーの言葉を紹介しながら、
経営に活かした実例を紹介している。
今月は、こんな言葉。
『強みを伸ばすということは、
弱みを無視していいということではない。
弱みには常に関心を払わなければならない。
しかし人が弱みを克服するのは、
強みを伸ばすことによってである』
そして、
ドラッカー学会理事の佐藤等さんは、こう続けた。
『他人の強みを使い、自分の弱みを意味のないものにする。
それがチームだ。
1+1が2以上になる。相互補完が、チーム力の源泉だ』
事例は、長野県原村の『かめや』という会社。
長野県を中心にたこ焼き屋チェーンを展開しており、
私も松本に住んでいた時は、たくさんいただいた。
強みを活かした役割分担
簡単に言うと、
事例の中では、社長と専務の役割分担について書いている。
社長の強み/得意なことは新しいことへの挑戦
専務の強みは業務改善などの緻密さが求められる仕事
社長が業務改善に携わってうまくいかなかったところを、
専務に任せたとたんに不採算店舗が黒字化していった。
社長は新規出店に専念。
得意な攻めと得意な守り。
こんな風に役割分担したことで、組織としての業績はアップしていった。
強みを知ること
自分の強みをどれだけ知っているだろうか。
仲間の強みをどれだけ知っているだろうか。
自分の強みをどれだけ知ってもらっているだろうか。
これらはどれもおろそかになることが多い。
弱みを補うことは、修行であり美徳のように扱われる。
だから、歯を食いしばってやり続ける。
それで能力が開発されると自分も周りも信じている。
それが強みを十分に活かした上での修行ならばまだ解る。
しかし、強みを全く発揮していない中では、
かなり燃費の悪い走行をしているかもしれない。
まずは強みを知り、受け入れること。
自分や組織のメンバーの強みをどのように活かせるか。
組織にはいろいろな人が集まる。
いや、集めなければならない。
自分が弱いところは人にとっては強みであることは多い。
しかし、多くの組織は、弱みに焦点が当たるため、
ある強みを十分に活かせていないことがある。
というわけで、
自分の強みに焦点を当てましょう。
そして認めましょう。
全てはここから始まります。
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