組織がひとつになることと仲良くなることは別のこと ~チームコーチングで組織をひとつに~
集団をチームへ
組織というのは、人の集まりだ。
そして、何らかの枠に収められる。
○○株式会社
NPO法人△△
会社営業部
開発部
品質管理部
経営企画部
人事部
総務部
野球部
サッカー部
・・・
世の中には実にさまざまな組織がある。
その枠に収められた人々は、
同じ組織のメンバーとして仕事をするわけだ。
しかし、集められただけではチームにはならない。
チームになるのはチームである理由が必要だし、
それを理解するための過程が必要。
組織がチームに変容するための要件
チームである理由とは何か。
集団がチームに変容するには、
以下のことについて共有と決意が必要となる。
- 目的/使命(ミッション)
- ビジョン
- 価値観
- 目標
- 戦略
これらの共通の認識と決意がなければ、
集団がチームとなることは難しい。
シャープの経営トップの仲間割れ
どこまでが真実かはもちろんわからないのだが、
経営トップがもっとも重要とする意図とは別の意図を働かせ、
この記事に書かれていることを額面通りに受け止めるのであれば、
経営トップの方向性はバラバラだ。
最も重要に扱われなければならない大きな本来の意図は、
個人レベルの、そして無意識の意図によってかき消されている。
権力争いは結構だが、箱そのものがなくなっては権力争いなどすることはできなくなる。
順番を誤ってはいけない。
見据えるべきはビジョン
組織がひとつになるというのは、
決して仲がいいとは限らない。
大事なことに同じ方向を見ているということである。
目的に根差し、ビジョンを見据え、必要な役割を担っていくということ。
見るべきはビジョンであり、メンバーではない。
もちろん、仲がいいに越したことはないが、
仲良くなることはマストではない。
「一生こいつとは仲良くなることはない」
そうであったとしても、
卓越した仕事をして共に成果を創り出すことは可能だ。
ビジョンよりも大事な人間関係などない。
しかし、人々はいつの間にか、ビジョンよりも人間関係に関心を向けてしまうようである。
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