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大阪都構想の説明は不足していたのか?

   

大阪市民の審判が下った。
わずか1万票の差で、大阪都構想は否決となった。

橋下市長は、
「市民の理解が得られなかった。説明不足」

と言っていた。

果たして説明は不足していたのだろうか・・・。

対応責任と説明責任

『責任』という言葉には、英語から見ると2つの意味がある。

Responsibility:対応責任
Accountability:説明責任

この2つ。

前者は、何か事が起きた時の反応。
何かの出来事に対処したり、誰かの発言に反応したり、
担っている役割に応じて、適切なスピードと大きさで反応が求められる。

後者は、何か事を成し遂げていく際に、
自ら進んで発信するものである。

目的は何か。
ビジョンは何か。
どのような変化や提供があるのか。
具体的にはどのように進めるのか。
誰がどのような役割を担うのか。

など

世の中のリーダーは、この2つの役割をバランスよく引き受ける必要がある。
特に人を巻き込んでいく上で、説明責任は欠かすことができない。

説明責任のむずかしさ

説明責任は難しい。

20150518_チームコーチング_大阪都構想_市民投票_半谷知也photo credit: Plenário do Senado via photopin (license)

なぜか・・・。

いくら説明しても、それを受け取るかどうかは、受け手の自由だからだ。

「国民や市民への説明が足りない」
政治においてはこんな言葉をよく聞く。
実際にそうである場合も多い。

でも受け手は、情報を受け取ることを選択しなければならない。
それは、その意見に従うということとは全く別の話。

この2つを混同している人は、あまりにも多い。

発信者からの一方的な説明で、
国民が理解をすることは限界がある。

私たち市民は、常に受け手である。
その受け手の責任を忘れてはいけない。

可能であれば、自分の正しさや先入観を(捨てろとはいわないので…)一旦脇に置いて、
発信者が何を言いたいのか、理解に努める必要がある。

そのうえで、反論があるのならすればいい。
反対なら反対と表明すればいい。

「出してくれれば聞くけど…」

この姿勢では政治の世界に限らず、本質的にうまくいかない。

今回投票に行かなかったおよそ100万人の人々は、
情報を取りに行かなかった人たちであろう。

あまりにももったいない。

まずは受け取ることを選びましょう

ちゃんと理解して自分なりの意見を持ち反対
頭ごなしに反対(反対することを決めている)
わからないからとりあえず反対

あらゆるコミュニケーションが円滑に行われ、真の人間関係が形成されるには、
「理解」
が起こる必要がある。

人の意見を受け取ることを恐れる必要はない。

まずはこころを開いて、耳を開いて、
発信者の言いたいことを受け取りましょう。

もしくは、
受け手としての責任を自覚し、
必要な情報を取りに行きましょう。

どのような情報を、どのように取りに行くかは、
受け手の、受け手にしかできない、大きな責任。

ただ発せられた情報は、大きく歪曲している場合もある。
だからこそ、
さまざまな情報をさまざまな角度から取り入れ、
自分なりの意見を持つことが必要だ。

 - チームコーチング

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