小学5年生のリーダーシップ ~チームへのコーチングの挑戦~
私の甥は小学校5年生
あるとき久しぶりの草津への家族旅行
甥はとても楽しみにしている
「にいには行くの?」
※実際にはおじさんなのですが、物心ついたころから『にいに』と呼ばれております。
ご容赦くださいませ。
「うーん、どうしようかなぁ…。行った方がいい?」
すると
「うん!行ったほうがいい!」
「どうして?」
と尋ねると
「だって…、にいにはリーダーシップがあるから!」
(ほう、小学校5年生はリーダーシップという言葉を当たり前に使うのか…。)
と若干おどろいたのですが…
「リーダーシップってなぁに?」
と少し意地悪な質問
すると少し考えて
「まとめ役というか…、引っ張っていくひと。」
「そうかそうか、リーダーシップってまとめることを言うんだ。
クラスでリーダーシップ取っている人って誰がいるの?」
とさらに尋ねると、
「え?それは…。学級委員長とかかな…」
なるほど…納得
私が身をもって学んだ最初のリーダーシップも
小学校の班長さんや学級委員長
あるいは生徒会の役員たちのイメージが強い
つまりリーダーシップ=まとめ役というイメージが
小学校の時期から一般的にインストールされるのが
日本の教育では常だろうと思う
しかしリーダーシップにはもっと重要な意味がある
まとめ役というのはリーダーシップのひとつの機能に過ぎない
実は発揮できるさまざまなリーダーシップが存在している
クラスのすべての子供たちが
自分の発揮する
あるいは発揮可能なリーダーシップを理解し
それを育んでいったとしたら
もっとたくさんの人たちが
『自分はリーダーシップのある存在だ』
と認めて大人になってからも
当たり前に様々なリーダーシップを発揮するようになるのではないだろうか
リーダーシップはすべての人が様々なシーン(局面)において
当たり前に発揮するもの
これを関わる大人たちが理解していたとしたら
10年後の大人の世界のリーダーシップ像は
自然な流れで大きく変わるだろう
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