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自己表現文化の醸成②「文化形成のコツ」 〜コミュニケーションの基本〜

      2017/02/07

さて、前回(↓)からの続きである。

自己表現文化の醸成①「自己表現までのプロセス」

組織や上司が求める難題

つまり、
積極的に発言をして、それが正しく伝わっていき、
なおかつそれが周りにとっても期待しているものであるというのは、
この4つのプロセスをスピード感を持って、
さらにこれらを完璧にこなしていることになる。

完璧にこなしていたとしても、
それが相手にとって期待通りかは、わからないんですけどね。
お互いの価値観もあるし…。

ちなみに、頭の回転が速いと言われる人は、
この1〜4のプロセスを一瞬でこなします。

個人の意識として必要なこと

多くの人は、問を投げかけられれば、
上記のプロセスの2番または3番まではやるはず。

しかし、4番が恐怖なのです。
正しく言えるだろうか?
伝わるのだろうか?
上司になんて言われるのだろうか?
どのように評価されるのか?

なんて、一瞬で「恐怖」が自分の頭を支配する。

誰かにとっての正しい答えを表現するのではなく、
「私は今、こう思っている/感じている」
「こうも思っている」

と浮かんでいることを表現すればいい。

そう言われても、一般的に人は、
誰かにとっての「正しい答え」を言う努力をする。
日本人は、多くの人が長い間、
こういうコミュニケーションに慣れてきた。

かく言う私もそうであると思う。

個人でできることは、

「私はどう思っているのだろうか?」
と自分自身と正しい対話をして、

「私はこう思う」
と対外的に伝えていくこと。

シンプルだが、この手順を鍛えていくことだ。

対外的に発信できなければ、
まずは、独り言でもいい。
言葉に出してみるだけでだいぶ違う体験をするはずだ。

新しい筋肉をつけるためには、筋トレや運動が必要なように、
コミュニケーションにも筋肉が必要。

今まで使ってこなかった筋肉は、「使う」ことによって鍛えられる。

だから、自分が苦手だと感じる段階の練習をしてほしい。

組織でサポートできること

最初から、スピードと質を求めることは極めて難しい。

筋肉が鍛えられていないうちは、
スピードを求めれば、質は落ちる。
質を求めれば、スピードは落ちる。

すでにスピードと質を兼ね備えている人は、
このどちらももどかしく、
このどちらも許すことができない。

今まで発言しなかった人にとっては、
発言したという事実だけでも花丸だ。

内容はいろいろ思うところがあるかもしれないが、
足りないところを頭ごなしに否定するのではなく、
それをまず受け取り、承認したらいい。

コミュニケーションの場の設定

場に応じて、どちらを優先にするのかを明確にするのも効果的。

例えば、

「今日はじっくり考えて、みんなが解るように発言しよう」
と言えば、質重視の発言を促す。

このときスピードについては、いろいろ言わない。

「今日はスピード重視。思いついたことを片っ端から発言しよう」

このときは思ったことを、端から言っていく。
この際、質については問わない。
特にスピード重視の場合は、
出てくる意見に対していちいち否定してしまうとうまくいかない。

出た意見に対しては、
「いいね!」
と承認。

これがコツですね。

まとめ

発言しやすい文化は、
個人の努力だけでは限界があり、
組織ぐるみでその土台を醸成していく必要がある。

上司・部下、同僚同士、
お互いに協力しながら、
意見を言いやすい、いわゆる風通しのよいといえるような、
新しいコミュニケーションの文化を創り上げていく必要がある。

それぞれの頭に沸き起こるアイデアは特別なものであり、
それが組織のオンリーワンかもしれない。

あなたの目の前にいるメンバーのアイデアが、
会社やお客さまに劇的な喜びをもたらすかもしれない。

まずは、うまくなくていいです。
そのうちうまくなりますから。

伝えて、それをお互いに承認するところから始めてみましょう。

 - チームコーチング

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