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聴き上手への道 其の三『傾聴編①』 ~コーチングの基本~

      2014/12/27

さて、いよいよ『聴く』の真骨頂、『傾聴編』。

傾聴って何なんだろうか。
傾聴ってどうやればいいんだろうか。

こんなところをお伝えできればいい。

まずは傾聴って何なのか???

■傾聴とは

「耳を傾けてきくこと。熱心にきくこと」(広辞苑第六版より)

そもそも『きく』には以下のような漢字があります。

・聞く
・聴く
・訊く

『訊く』は英語で言うと“ask”つまり訊ねるという意味。

では『聞く』と『聴く』はどのような違いがあるのか。

コミュニケーションを扱う上で、この『聴く』と『聞く』はよく引き合いに出される。

広辞苑で調べると、この2つの漢字は同じ意味で出てくるが、注で「広く一般には『聞』を用い、注意深く耳を傾ける場合に『聴』を使うとある。

英語で区別するとイメージがしやすい。

『聴く』="Listen"→積極的にきく。
『聞く』="Hear"。→きこえてくる。耳に入ってくる。

コミュニケーションの講座では、『聴』の漢字を使いながら傾聴の重要性や意味を説明している。
「『聴』の漢字をよく見てください。『耳に14の心』って書くでしょう。それだけ心を込めてききましょうという意味ですよ」。
とか
『聴』の漢字のつくりの部分は、実は『真』という漢字である。つまり「真心を持ってきく」ということなんですよ。
とか
漢字の成り立ちを見ると、「天を仰いで神の声をきいている様を表している」つまり、神様の声を聴くかのようにしっかりときくということを意味している。
など。


※『“十四の心”説』はよく使われるけどどうもこじつけみたい。
でも、的は得ていてわかりやすいと思う。

どれも面白いなぁと思う。
大事なことは解釈である。みんな同じことを言っている。
つまり、相手に意識を向けて、心を込めて、よく聴きましょうということ。

『聞く』は門構えの中に耳と書く。つまり、「門を開けた時に聴こえてくる音」というような意味があるみたい。

いやいや、ただ単に聴くだけならば別に難しいことはないではないか…。

しかしこれが難しい。
「ただ聴く」

これは至難の業だ。

聴いている間にも、私たちの脳みそは働いている。
聴いているうちに、その人の言葉を受け取って、自分の中でさまざまな連想ゲームが始まる。
「自分ならどうだろうか」
「自分の体験で似たものがあるなぁ」
「似た体験でこんなことがあるなぁ」
「そういえば、あれはどうなったんだろうか」

興味関心が聴いている相手ではなく、自分の頭の中の事柄に移って行ってしまう。

あるいは、相手の話の気になった事柄につかまって、
「このことについて聞いてみたい」
「これはどういう意味だろうか」

質問が浮かんでくると、意識的にも無意識的にもそれが気になって相手の話が入ってこなくなってしまう。

ただ、聴くというのは本当に難しい。
だから訓練が必要だ。

傾聴のスキル/テクニックはまた別途紹介するが、スキルを押さえれば傾聴できるということではない。
やはり、意識の向けどころが何よりも大事になってくる。

自分の世界に入りそうになる意識の向けどころを、
いかに相手に向けておくかということは、新しい心の筋肉として鍛えなければならないところだ。

 - 聴き上手への道

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