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コーチングは難しい??? 〜新しいことを学習するということ〜

   

今日は、都内の企業様向けのコーチング研修。

「コーチングは難しい」

今日に限らず、
コーチングの研修を行うと、
聴こえてくる多くの声だ。

コーチングにおけるあり方と使うスキル

コーチングで意識することや、
使うコミュニケーションのスキルはいろいろある。

コーチのあり方・意識

クライアントを信じること
相手に興味関心を向けること
直感を大切にすること
相手を認めること
など

傾聴

うなずいて聴く
あいづちを打つ
キーワードを繰り返す

質問

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
過去質問と未来質問
肯定質問と否定質問

承認

さまざまなことを認めること
(結果・行動・強みなど)

確認

相手の発言を確認していくこと。

フィードバック

コーチから見える事実や評価・判断を相手に伝えること

など、これがすべてではないが、
こういったことを駆使しながら、コーチングを動かしていく。

そして、このひとつひとつは、
コミュニケーションの講座においては、
どんな講座でも語られることでもあるし、
コミュニケーションの本には当たり前に載っていることでもあるので、
わりと多くのひとが知っている内容だ。

コーチングの何が難しいのか

コーチングは人の育成を支援するひとつのツールであり、
コミュニケーションのツールである。

育成の支援には、

「ティーチング」

というやり方と

「コーチング」

というやり方の2種類がある。

そして、多くの人が得意なやり方は、
「ティーチング」
である。

これは自分の得意とするコミュニケーションのパターンであり、
幼いことから当たり前に自分自身がされてきていることなので、
身に染み付いている。

だから、コーチングのさまざまなやり方が、
「役に立つもの」と頭では解っていても、
体が、口が、耳が、目が、
もともとの染み付いたやり方で、勝手に動いてしまう。

難しいと感じる要因は、他にももちろんあるけれど、
この要素は非常に大きい。

ティーチング主導で行きてきた人が、
コーチングを使うというのは、

ずーっと右手で箸を使ってきた人が、
左手で箸を使い始めるようなもの。
ずーっと右手でボールを投げて来た人が、
左手でボールを投げたりするようなもの。
日本語で生きてきた人が、
英語も習得したいなぁって思うようなもの。

違和感があるし、
疲れるし、
思うように使えないし、
なかなかうまくならないし、
だったら元の方が楽ちん♪
って、当然のように体は反応する。

「コーチングは難しい」

のではなく、
新しいパターンを自分の体に入れていくことは、
なんでも難しいものだ。

難しいというか、面倒なのだ。

新しいパターンの学習

新しいパターンを体に覚え込ませるのは、
非常に簡単でシンプル。

「意識して繰り返す」

これに尽きる。

得意なパターンは、
無意識が動かしてくれている。

何も考えずとも、頭が、体がそのようにしてくれている。

その強烈なパターンに変更を加えるには、
意識して繰り返す。

これがもっとも重要な戦略。

コーチングも同じである。

上記のあり方やスキルのうち、
できていると自覚があり、
周りから見ても「できている」と認められるものについては、
そのままやればいい。
意識せずともできているのであれば、
何の問題もない。

自覚はあるけど、周りから見るとできていないものは、
「勘違い」と呼ぶ。

それを認めて意識して修正する必要がある。

「できていないなぁ」とわかったものは、
意識して繰り返して体に覚え込ませていく。

すべてを一気にやる必要はない。
自分にとって、これは大事だなぁ、これは使えるなぁと思うものから、
あるいは日常的に使いやすいものから、
使っていけばいい。

「人の話を無表情無反応で聴いていたんだなぁ」

って気づいたのならば、
まずは頷くことから始めましょう。

それだけで、コミュニケーションの印象は激変します。

凝り固まった首の筋肉を立てに動かすだけでOK。
1週間もすればほぐれてきます。

それが当たり前にできるようになったら次のことを。
この繰り返しで、1年後にはまったく違うコミュニケーションが、
可能になっているはずです。

 - コーチング

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