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相手に伝わったことがコミュニケーションの効果性 〜コミュニケーションはリーダーシップ Vol.2〜

      2018/01/19

伝えたことと伝わったことは違う

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人はコミュニケーションにおいて、
何を伝えたかということにとらわれる。

「伝えたこと」=「伝わったこと」

と思っている。

つまり、自分にとって理解できる言葉を相手に投げれば、
それが自分にとっての額面通りに受け止められたと思う。

しかしそれは大きな勘違い。

人によって異なる言葉の定義

まず、言葉の定義は人によって異なる。

「仕事で成功したいんです」
「自由に生活したいんですよね」
「人には優しくすべきだ」

この人は、どんな意味でこの言葉を使っているのだろうかと、
自分の解釈ではない相手の解釈に、
関心を向ける必要がある。

熱意の違い

「伝えたい」と思う気持ちと、
「聴きたい、知りたい」と思う気持ちは、
当然ながら一致していない。

自分がこれだけの思いを持っているものなんだから、
自分と同じ思いや熱意で聴いてほしいと期待する。

しかし、その期待は多くの場合、裏切られることになる。

相手の熱意のレベルがどれだけか。
自分にあるものが相手にあるという前提、
あるいは自分が持っているレベルに合わせるべきという前提で話をするのではなく、
相手の気持ちの現状を、まずは理解し受け止める必要がある。

立場の違い

立場が違えば、
感じていることも見えていることも違う。

しかし人は、自分の立場からしかものを言わない。

ふと、相手の立場に立って、
物事を考えたりそれを理解したりすることは、
常に必要なことである。

すれ違うコミュニケーション

さて、正確な意思の疎通や情報共有をするのであれば、
これらの違いがあるのだということを前提にしながら、
注意深くコミュニケーションをする必要があるのだが、
実際には、忙しい時間の流れの中で、
そんなところに意識を向けられないのが現状。

いちいちそんなことやってられないし、面倒くさい。
この意識はどうしても働いてしまう。

しかし、このちょっとしたコミュニケーションをサボった結果、
後々にもっと面倒なことになって返ってくる。

時間をなるべくかけないでコミュニケーションした結果、
もっと余計な時間を使うことになるのだ。

100%完璧な共有はありえないが、
限られた時間の中で最低限の共有が起きる必要がある。

起きた反応がコミュニケーションの効果性

「自分は伝えた」

このことで、自分のコミュニケーションの責任を全うしたと考える人は多い。

でも大事なことは、
「何を伝えたか」
ではなく
「何が伝わったか」

「何を起こした(つもり)か」
ではなく
「(実際に)何が起きたか」

こちらとしては伝えたつもりでも、
相手の中に望むような反応や決断が起きていないのであれば、
その結果が起きるように、
柔軟に自分のコミュニケーションに変化を起こさなければならない。

ついつい受け取れないことやうまく伝わらないことを人のせいにしたくなるわけだが、
視点を変えれば伝え方が下手くそなだけなのである。

過去と他人は変えられない。
変えられるのは自分と未来。

よく言ったものだ。

コミュニケーションにおいても、
相手を変えようとするのではなく、
自分のコミュニケーションの質を変える。

そのことにより対応の幅が広がり、
コミュニケーションにおいて「成長した」と言えるのだ。

さて、次回は、
「リーダーとは」「リーダーシップとは」
それぞれなんぞやということを考えていきます。

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 - コミュニケーション, リーダーシップ

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